第3回「プロローグ-3」掲載&「アヤカシ」のこと | 心に翼、黒くてカギ爪つき by 麻生新奈

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 第3回「プロローグ-3」掲載しました。
⇒『異血の子ら』

 これで、プロローグは完了。

 次、作中時間軸からいうと、「競作小説企画『夏祭り』(3,5,6,7)」に出させていただいた「番外編」なんですが。ここに挟んでしまうと、やっぱりちょっと妙ちきりんな感じなので、連載完結後に掲載したいと思います。

 すごく正直に言うとですね、夏祭り小説企画3回目の短編を読み返すには、勇気がいるんですね。
 競作小説企画『夏祭り』は、今年で9回目ですので、3回目といえば6年前。まだキャラが固まりきっていない自覚があるなか、企画に参加、皆さんにもこの点を指摘され、「あああ、やっぱり」と思った記憶があります。でも、あのご指摘がなければ、本編はもっとヒドいものになっていたのではないかと。
 そういう意味ではとっても感謝しているのです。いるのですが。読み返すには勇気いるのも本当でして。

 夏祭り小説企画3回目では、まだ世界内の用語もできあがっておらず、精霊(ア=セク)ではなく、アヤカシという語を使っていました。


 「アヤカシ」という語は、当初、有希之武さんが考えていらっしゃったもので、今回(第3回「プロローグ-3」)の、有希之武(さんGlim)作の「ポスター」にも入っています。「アヤカシ」は、私がアレンジしていくうちに、(ア=セヴ)という語になりました。意味としては、精霊(ア=セク)妖魔(ヴァン)を両方含みます。